浅草ロック座で素敵なショーを拝見した後、2024年11月に築地にオープンした中華料理「シノワズリ372」でディナー。
「お粥 馬来醬」

地鶏「土佐ジロー」の出汁で炊いたお粥、馬来醬は先日いただいたマムトムに似ていますが、かなりマイルド。胃が動き出すのに嬉しい一皿。
「金華ハムバーガー」

「前菜盛り合わせ」

蕗のとうフリット/蛤、四川風よだれ鶏、宮崎牛ほほ肉 豆豉煮込み、里芋の上海コロッケ チリソース、金目鯛 煎り酒、キャベじゃが/シェリー、クラゲと大根のマリネ、湯葉/蝦子、そら豆/白トリュフ。こちらが全て秀逸。湯葉やそら豆なども旨味の添加の仕方が絶妙、優しい刺激のあるとろける宮崎牛が絶品。日本料理の八寸はあまり惹かれませんがこれは素晴らしい。
「フルーツトマト 黒毛和牛」

両方高知県産。フルーツトマトの甘味が面白く、和牛と対等に近い存在感。
「白甘鯛 香り蒸し」

甘みのある口福感のある白甘鯛。身は柔らかしっとり、皮目も旨い。
「フカヒレの煮込み 海蛇(イラブー)」

サイズは小さめですが、沖縄の海蛇を使ったコラーゲンたっぷりのスープの力強さが凄い。
追加「天然海鰻100g 甜麺醤」

三河産の海鰻、皮目を焼いて蒸し焼き、甜麺醤で仕上げる。脂の乗りも凄くて旨い。
追加「ラーメン 上海蟹コンソメ」

雑味の無い綺麗なスープ。言われないと上海蟹とは気付きません。
追加「白の炒飯 自家製ハムユイ」

初めて聞くフムユイは、コノシロを内蔵も一緒に発酵させたもの。香りはかなり強めですが、塩気と旨みも十分でけっこう好きかも。
追加「湯圓(タンユエン)マリーゴールド」

茹でた胡麻団子も大変美味しい。調味料の使い方、食材同士の旨味成分の組み合わせ方が絶妙。全体的に優しいお味ですが、奥深く個性のある料理は満足感あり、料理の追加、アルコールともに価格は良心的。こちらは銀座7丁目にある「レンゲ エキュリオシティ」の西岡シェフのお店で、「レンゲ」は名前ごと売却されたそう。変な世の中になりました。ごちそうさまでした。
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