「三月下席 夜の部 壽 真打昇進襲名披露興行 主任:林家木久彦」鈴本演芸場

「三月下席 夜の部 壽 真打昇進襲名披露興行 主任:林家木久彦」鈴本演芸場

鈴本演芸場で「三月下席 夜の部 壽 真打昇進襲名披露興行」を拝見しました。ブルーの後ろ幕は新口座名を募集した「FMナックファイブ 」のもの。

前座「寿限無」林家十八
「寄合酒」三遊亭伊織
下げは「お前のかみさんも連れてきた」「冗談言っちゃいけねぇ」
「奇術」ダーク広和
既に失われつつあるパンカード色々。ほっこり。
「高砂」玉屋柳勢
本興行で古典落語をやったら雰囲気が暗くなったということでお話し。元宝塚星組トップスターの紅ゆずるの名前の疑問は面白い。最後は能の「高砂」を謡って終わり。 
「熱血怪談部」林家彦いち
大の里、髙安の優勝決定戦の始まる直前に出囃子が鳴り始めたそう。現実の面白さ。下げは「明け方になるとダメだダメだっていう声が聞こえてくるんです」
「漫才」風藤松原
「牛ほめ」春風亭一朝
「彦六伝」林家木久扇
バスケの試合をテレビで見ていて「この人たちゴールの底が無いのを知らねぇのかね」など。彦六最後のバイデン大統領の歩き方までサービス精神が素晴らしい。
「太神楽曲芸」鏡味仙志郎・仙成
「初天神」柳家さん喬
初めて聞く気がするさん喬師匠の「初天神」、サイレンみたいな子供の嘘泣き声に爆笑。

真打昇進披露口上
下手から司会の三三師匠、彦いち師匠、木久彦、木久扇師匠、さん喬師匠が並ぶ。三三師匠は、「今日のめでたい日に合わせて、本日開花宣言が・・・出ませんでした!」、彦いち師匠は「大の里が優勝しました!」とやりたい放題。落語のことにはそれほど触れられず、落語以外の色んなことに挑戦して新しいお客様を獲得している話、いつもご両親が差し入れをしてくれる話、綺麗な一重で様子が良い、風を読む焼き鳥名人。
「紙切り」林家楽一
大きな定紋入りの赤い後ろ幕から、最後はクリアファイルにも使用されていたあかね噺(木久彦噺)の後ろ幕へ。相合傘、あかね噺、吉原の花魁。
「たけのこ」柳家三三
演技の良い筍の落語。流石の面白さ。下げは「かわいや、皮嫌」
「だくだく」壽 真打昇進 柳家吉緑
木久彦師匠との思い出、初めてご馳走してもらった高級イタリアン「サイゼリヤ」、7歳年下のため女性店員にとんでもない目で見られたマクラから。よく動く、若々しい落語。
「浮世節」立花家橘之助
「春は嬉しや」「両国風景」
「幾代餅」壽 真打昇進 林家木久彦
真打昇進披露パーティーのマクラから「それでは聞いて下さい、幾代餅」。清三のイメージにぴったり。落語も落語以外も今後の活躍に期待です。おめでとうございます!

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