第一回 桃月庵白酒・古今亭文菊 二人会「白酒:臆病源兵衛/青菜 文菊:稽古屋/親子酒」かめありリリオホール

かめありリリオホールで「第一回 桃月庵白酒・古今亭文菊 二人会」を拝見しました。

開口一番「元犬」桃月庵ぼんぼり

「臆病源兵衛」桃月庵白酒
男前落語家の二人会は顔が気になり話が入ってこないため盛り上がらないという話から、十代目馬生師匠の家は弟子のリクエストに応えてコロッケ、志ん朝師匠の家はお中元で大量にもらったそうめんばかり、声が小さい馬生師匠の怒り方などの楽しいマクラから始めて拝聴する「臆病源兵衛」。臆病だが綺麗な女性の誘惑には勝てない源兵衛のビビり方が楽しい。お酒を左右を伺いながら飲む器用な飲み方に爆笑。恐怖のあまり八っつあんを徳利で撲殺、そこから主役が八っつあんに変わる構成も楽しい。帷子を着せられ、不忍池まで早桶で運ばれた後も色々あり、下げは「洒落がきついね、地獄に仏だ」

「稽古屋」古今亭文菊
CDでは聴いたことはありますが、生で拝聴するのは始めて。やはり生で聴く方が圧倒的に面白い。前半は「つる」っぽい流れから、お囃子さんの三味線もふんだんに使用される後半の唄の師匠の描写が楽しい。子供の弟子のみーちゃんが道成寺のまり唄の部分を練習している時にちょっかいを出す八五郎に爆笑。下げは「海山越えて!?そんなに遠くちゃ行かれねぇ」

「親子酒」古今亭文菊
生酒にはまっているという短いマクラからお酒の話。お酒がなくなった時の悲しそうな顔に爆笑。下げは「こんなぐるぐる回る家、もらったって仕様がねぇや」

「青菜」桃月庵白酒
続いて爆笑落語、白酒師匠の「青菜」始めて。鯉のあらいも酢味噌の味しかしない、氷が一番旨かった(大きい氷の食べ方に爆笑)など、口がとても悪い植木屋が楽しい。隠し言葉を披露する後半、妻がのりのりなのがオリジナリティ。下げは「弁慶」。第二回もあれば、楽しみにしております。

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