日本橋三越前のフレンチ「メザニーン」でランチ。よく通る場所なのですが、ビルの2階にあるためか、今まで全く気付きませんでした。マイセンの食器が沢山飾られているなど、席数少なめではありますが、華美な店内です。料理長の林シェフは「タテルヨシノ芝」で吉野建シェフの下、長年修行されていた方だそうです。
「プティポワ アスパラ 独活」
グリーンピースのスープは途中で蕗の薹のオリーブオイルで味変。アスパラの上にはチョリソ、キャビア、粉チーズ。独活は鹿肉パテを挟んで。どれもちゃんと美味しく、期待の高まるアミューズです。
「あおさ海苔のパン」
伊勢志摩のアオサを練りこんだパン、ザクザクでスナック感覚。
「メカジキ イカ墨 鶉」
菜の花、ホタルイカ、メカジキの下にイカ墨リゾット、レモンクリーム、鶉の半熟卵をソース代わりに。鶉卵の使い方面白い。
「季節野菜 アーモンドミルク オリーブオイル」
30種類を使った季節野菜のエチュベは、林シェフのスペシャリテ。ビーツのソース。野菜の旨味の感じ方としては、物足りなく感じますが、野菜好きなので、とても嬉しい料理です。ここからが素晴らしかった。
魚料理は大好物のパイ包み!
器もアワビ型。
「鮑 筍 西洋わさび」
中身は鹿肉ミンチ、フォアグラ、デュクセル、菜の花、ジュ・ド・プーレ、アオサのソース、西洋わさびの泡、燻製した鮑の肝のアクセントが秀逸。量感もグッドで、こういう料理大好き。味も素敵でテンション上がります。
「天草猪 白菜 菜花 フェヴェット」
熊本県天草産猪のシヴェ、けっこう大きい猪で、肩ロースの部位を1ヶ月ほど熟成、肩ロースのベーコン、マッシュルーム、そら豆と菜の花のクリームソースを添えて。ソースの血は豚のものを使用しているそう。肉はほろほろ、分厚い脂の部分はとろとろで旨ぁ〜。コラーゲンたっぷりで美容にも良さそうです。大満足。
「ロックフォール 蜂蜜 ナッツ」
癖のあるブルーチーズのアイスも美味しい。蜂蜜ナッツとの相性も抜群。
「フランボワーズ レモンチェッロ トンカ豆」
絵画のように仕立てたデセール。ブラッドオレンジのグラニテ、クリームチーズのアイス、トンカ豆のアイス、レモンチェッロのゼリー、少し統一感に欠ける気もしますが悪くない。
お茶菓子「ギモーブ フィナンシェ マカロン」
マカロンはプラリネ、キャラメル、レモンのコンフィチュール。小菓子もちゃんと美味しく、素敵な起承転結。サービスも上質な素敵なフランス料理店です。またお伺いしたい。ごちそうさまでした。
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