惣菜サンドイッチ「チョウシ屋」銀座三丁目

今日の歌舞伎鑑賞の幕間の腹ごしらえは東銀座の「チョウシ屋」です。

1927年創業の老舗惣菜店ですが、昔ながらのサンドイッチが名物です。営業時間が11時からのため、歌舞伎座公演では利用できませんが、10月の国立劇場の歌舞伎公演は12時開演のためタイミングが丁度良い。

パッケージはこちら。
チョウシ屋のパッケージ
「銀座名物」「歌舞伎座裏」「元祖コロッケ、とんかつ」「本場之牛豚肉」「衛生優良店舗」などのキーワードがプリントされたレトロな包み紙もグッド。パンの種類はコッペパン、食パンから選べます。

いつものお決まりの組み合わせ、コッペパンにコロッケ/メンチカツのダブルサンド。同じに見えますが、左がコロッケ、右がメンチです。
コロッケ/メンチダブルサンド
ビッグサイズで食べ応えは十二分。素朴な味ですが、これがなかなか真似できない。コロッケがジャガイモホクホクで旨。パッケージに「元祖コロッケ」と記載がありますが、正確に言えば精肉店の惣菜ポテトコロッケの元祖(クリームコロッケは少し前からあった)です。

ソースを塗ってパンに挟むだけの単純作業なのですが、素早く鮮やかに仕上げていくおばちゃん2人は完全なる職人です。きっと作る人が変われば味も変わってしまうでしょう。余計な事を言うと「わかってるから〜」と嗜められるので、黙して作業を見守りましょう。

豚カツにはやっぱり食パンがマストです。
カツサンド
キャベツも入っていないソースカツサンドですが、塩梅が絶妙。セントル ザ・ベーカリーなどの高級豚カツサンドも確かに美味しいですが、全く違ったベクトルのオリジナリティ溢れる味わい。最高です!どちらのサンドイッチも半分は始まる前に、温かみが残りサクサクっと小気味好い食感。残り半分は幕間で、自家製ソースがパンと揚げ物にじんわり染み入り、温度が冷える分、手作りの温かみを強く感じるでしょうか。違った味わいを楽しめます。

国立劇場の売店でもカツサンドは販売しているだけに、より特別感有り、密やかな優越感に浸れる「チョウシ屋」のサンドイッチです(気づいている人は誰一人いないと知っていたとしても!)。

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