銀座一丁目、東銀座「チウネ」移転の後にオープンした和食店「いづく」でディナー。料理長の崎シェフは20歳前半というから驚きです。まずは八女茶の玉露「きらり31」からスタート。
「香箱蟹のおじや」
原価節約のためかと、いきなり失礼なことを思いましたが、香りがとても良く香箱の本領発揮で旨い。
「真鯛の造り」
明石の真鯛、あまり寝かせていないのかブリブリ。あん肝ポン酢は酒の摘みで。
「百合根の椀」
北海道産の百合根「月光」、昆布強めの出汁。
「舞茸の茶碗蒸し」
2層構造、上層の薪で炊いた舞茸の香りが良いです。
「がいな鰆の薪焼き」
淀江がいな鰆は、鳥取県のブランド鰆、3kg以上、船上活締めなどの基準があるよう。塩分控えめのキャビアも薪で燻しています。鰆はとても美味しいですが、個人的にキャビアはいらない。
「聖護院蕪の唐揚げ」
蕪の芯の部分だけを使用しているそうでしたが、衣の存在感だけが目立ちかなり微妙。
「メヒカリの南蛮漬け」
満願寺唐辛子添え。
「穴子、石川芋」
対馬の穴子、下に石川芋を潰したもの。魚料理3品は付け合わせとの調和がいまいちピンと来ないかも。
「鰤照焼きと芹の炊き込み御飯」
秋田の三関芹(みつせきせり)。
残念ながら、これもいまいち。
芹の根っこは何で使わないんでしょう、癖が強いから?そして鰤の味が強過ぎるせいか、御飯の旨味を消しているようです。別に白飯が炊いてあり、御飯ものが続きますがテンション上がらず。
「鮪トロ丼」
噴火湾の133kgの鮪。基本御飯の味が弱い。。。
「鯛茶漬け」
お造りの鯛と同じものなのか、ブリブリで、御飯と全く合わない。。。
「とろろ掛け」
「卵御飯」
漬けにした卵を使っていますが、鰹節の香りも弱く、漬け卵を使う理由も理解できない。最初の蟹おじやが一番美味しかったな。
「水羊羹」
口の中で溶けるほど瑞々しい。
「新牛蒡のアイス、柿のソース」
最後は普通に美味しく。ただ、最後にとても細長い器で出された冷たい紅茶は香りがきつくて、ちとキツい。普通の器でよいと思うのだが。。。
やはり料理も奥行きが、あまり感じられず、素材感弱めで、若いな〜という印象、気になる料理が多かったですが、若いし、感じも良いし、それほど悪い気はいたしません。今後を楽しみに。ごちそうさまでした。
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