居酒屋 日本酒「みを木」小伝馬町

2019年5月に銀座から日本橋小伝馬町に移転した居酒屋「みを木」 、2016年1月に初めてお伺いさせてもらってから、度々お伺いしています。銀座時代と比べると、席数も面積も半分以下となりお店を切り盛りされているお二人との距離感もグッと近くなりました(以前の距離感もけっこう好きだったのだが)。

現在日本酒はソウルドリンクですが、初めて美味しいなと思ったのは2015年の銀座の「鮨 大河原」で飲んだ「大七」。よってまだ日本酒愛飲歴5年ほどのペーペーなのですが、今や年中燗酒という、こんな体になった一因は、店主のAさんにもあると思っています。感謝です。今日も色々いただきました。

「小鉢セット」
小鉢セット
通常は終始燗酒なのですが、美味しいビールがあるということで、ハンブルグのバドルシップ(BUDDLESHIP)社のグレートエスケープIPAをいただきました。柑橘の香り、味の複雑さは多種のホップを使用しているから。味はモダンですが、ドイツのビール作りの長い歴史を感じさせます。爽やかで美味しいので、2杯もいただいてしまいました。10km遅走した後なのでなおさら旨い。摘みも美味し。

「桜海老と筍の茶碗蒸し」
桜海老と筍の茶碗蒸し
季節ごとに変わる茶碗蒸しは「みを木」の定番料理。桜海老と筍の香りは豊潤です。

「マグロ頬肉の角煮」
マグロ頬肉の角煮
日本酒は「神亀」始め「秋鹿」「奥播磨」「日置桜」「旭菊 大地」「十旭日」「天穏」「天遊琳」などなど。まぁ酒を揃えるのは、そう難しくないと思うのですが、燗付けが素晴らしくて嬉しくなります。同じ酒で自宅で飲むのと一味違います。

「焼き餃子」
焼き餃子
フレンチ出身の鈴木シェフの料理も最高です。高くて、それだけの価値のある美味しいものを作るのも大変ですが、和食で安くて、美味しいものを作るのも同様に大変で、「みを木」の嬉しい料理には、フランス料理のエッセンスがかなり効いているような気がします。餃子にしても、シンプルですが、機微を感じる料理、量感もあるので食いしん坊でもストレス無く過ごせます。

「ホタルイカのつまみ揚げ」
ホタルイカのつまみ揚げ
季節柄ホタルイカばかり食べている気がしますが、揚げるとまた違った、詰まったような旨味があります。

「鶏の唐揚げ」
鶏の唐揚げ
大好物の唐揚げ。前回は青森シャモロックでしたが、今日は名もなき鶏だそう。食感の強い軍鶏は、けっこう調理が難しいと思うのですが、掛け合わせたシャモロックは、そのバランスも良い感じでしたっけ。ただ、名もなき鶏唐揚げ、普通以上に美味しいです。

「イワシのローズマリーソテー香草和え」
イワシのローズマリーソテー香草和え
フレンチの香りを感じる料理が続きます。ローズマリーは少し癖のある素材と相性が良い。鰯の厚みもグッド。1分以内で一息に完食。

「自家製!!豚の田舎風ソーセージ」
自家製!!豚の田舎風ソーセージ
新作。腸ではなく網脂で包んだボリューミーなソーセージ風、メインとして十分な一品です。豚足やミミガーたっぷりでコリコリ食感。白隠元も沢山入ってるしカスレっぽく調理しても凄く美味しくいただけそう。

「魚と甲殻類の出汁カレー&貝の肝のキーマカレー 合いがけ」
魚と甲殻類の出汁カレー&貝の肝のキーマカレー 合いがけ
グリーンぽいあまり美味しそうに見えない肝カレーは、確かミル貝、平貝の肝入り。独特な風味ですが、肝好きには堪らん。インパクトが強過ぎて、出汁カレーの記憶薄。そんな訳で今日も12皿いただいて、お腹いっぱい、大満足でした。いつも、ざっくばらんで楽しい時間をありがとうございます。予想通りの自粛延長で、お店が営業していないため、度々お伺いさせていただくことになりそう、末長くお付き合いしたい大好きな居酒屋です。ごちそうさまでした!

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