最もお気に入りの銀座三丁目、東銀座にあるとんかつ店「にし邑」、お気に入りと言っておきながら12月後半にして今年初めてのお伺いです。行列が有名なお店ですので、密なイメージがあり、気が引けておりましたが、一年間一度もいただかないのもいかがなものでしょうか。いつも通り開店と同時の11時にお伺い、カウンターに置いてあるプレートによれば席数3割減とのことだが、実感1割減。以前は店内の座席の後ろに並んでいただのですが、流石にそれは無くなり寒空の中、待つことになるようです。
「上ヒレカツ膳」
20回以上はお伺いしていますが、上ヒレカツ膳か、これにカレーソースを付けたものしか頼んだことがありません。熟成したヒレ肉を150g使用したヒレカツは「ひっくり返してガリガリで〜す」でお馴染み、一緒に提供される岩塩でいただきます。1年ぶりの「にし邑」のとんかつ、滅茶苦茶美味しそうです!
夜は「銀座しのはら」で沢山食べる予定のため、ご飯は半分という指定にもかかわらずけっこうな盛り具合ですが、沢山食べてもらいたいという女将の心意気を感じます。
とんかつをいただく前に飲む豚汁、酒粕を使った具沢山で、こちらも秀逸。そしてキャベツもシャキシャキ、ご飯が美味しいのも良く、価格も考えると抜かりの無いとんかつ定食です。
火入れに多少のばらつきがありますが、今日は中心部がピンク色でとても良い。
サックリした衣に、ヒレ肉が柔らいのは言うまでもなく、肉の甘みもじっくりと感じられて旨いです。今日も安定の「にし邑」の上ヒレカツ膳でした。大満足。
2,000円を越えたり、コースだったり、予約制だったりすると、少し抵抗を感じるとんかつ。その点こちらは、とんかつのクオリティはもちろん、価格とのバランス、女将が醸し出す家庭的な雰囲気も含め一番好きなとんかつ店です。ごちそうさまでした。
コメント