月島の洋食店「三好弥」でランチ、起源は三河出身の長谷川好彌が現在の文京区小石川柳町で1920年頃創業した洋食店、他の地域でも「三好弥」という店が見られるのは弟子たちによるのれん分け店だそう。今読んでいる林芙美子の『放浪記』でも小石川の出版社に寄った芙美子が「三好野（漢字ママ、違う店？）」で肉豆腐を食べる描写があったりするのが嬉しい。
「アジフライ」
程よい厚みの鯵のザックリとした厚めの衣の美味しい鯵フライ。メニューは餃子、チャーハン、レバニラなど中華系もあり大変豊富。
「豚ヒレの天ぷら」
カツ丼、ヒレカツと迷いましたが、珍しい天ぷらを注文。添えられた辛子味パスタも良い感じ。
ガリッとした厚めの衣で、肉は柔らか。ライ（かつ）と天ぷらの向き不向きを考えさせられます。
フやっぱり天ぷらの方が素材が上質かつ繊細な場合に、その良さを引き出すことができるのか。「三好弥」のひれ天の場合は、単に衣の食感の好みなのか。唐揚げととり天でも唐揚げの方が圧倒的に好きだし、豚肉はやっぱりフライです。
「ナポリタン」
最後は洋食屋の定番ナポリタン、具は豚肉、玉ねぎ、人参、熱々の鉄板に乗っており冷めにくいのが良く、香ばしくフレンドリーなケチャップ味。揚げ油のせいか、食後の胃が重たいのはご愛嬌でしょう。最近は安くてお腹いっぱいになるのが好み、下町らしい声が大きく、チャキっとしたお店の方々の雰囲気にも癒されます。またヒレカツ丼をいただきにお伺いしたい。ごちそうさまでした。
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