日本橋にあるフランス料理店「ラペ」、6月にオープンする「おでん屋平ちゃん」のランチ券をMakuakeで購入したので、その前にお伺いしなければと思い早速。以前は基本的に2名からの予約受付でしたが、1名でも普通に予約できるようになっておりラッキー。
「イワシ、エンドウ豆」
カレー風味のエンドウ豆のスープ、フレンチトーストの上にスペインのロメスコソース、赤ワインビネガーでマリネした鰯。今後の期待が膨らむ優秀なアミューズ。
「新玉葱、ヒラマサ」
新玉葱のムース、ライム風味の貝出汁のジュレ、ウニ、五島列島のヒラマサ、ハーブオイル、上に刺さったマスタードスプラウトが可愛い。よくあるコンソメジュレのアレンジでしょうか、少し生臭さが気になるものの春らしい組み合わせが面白い。
「ホワイトアスパラガス、蛍烏賊」
フランス ロワール産のホワイトアスパラ、蛍烏賊、カラマンシービネガーを使ったベアルネーズソース。ホワイトアスパラはあまり惹かれないのですが、これは素晴らしい。茹でではなく、蒸した蛍烏賊もプリプリで肝の存在感もしっかり。アスパラ、蛍烏賊、ソースの3つのバランスが絶妙。
「フォカッチャ」
「フォアグラ、ブーダンノワール」
フォアグラのムースのキャラメリゼ、ブーダンノワール、パイ生地のミルフィーユ仕立て、付け合せはとちおとめのサラダ、バルサミコ酢。お〜、フォアグラもそれほど好きではないですが、これも良い。爽やかに、滑らかに、しかしコクは十分に感じられるフォアグラムースはスペシャリテというだけあり流石の仕上がり。素材の組み合わせ、食感の調和も良い。最近フォアグラと苺の組みわせに良く出会いますが、苺を押し付けない控えめな感じも好き。
「九絵、山菜」
五島列島の九絵のポワレ、釜揚げシラス、山菜、酒粕とバター、魚出汁のダブルソース。山菜はコゴミ、ウルイ、ニリンソウ、シドケ(モミジガサ)、シャクと後半3種は初めて聞いたもの。山菜とキノコは謎大き食材です。
「鳥取産 猪肉」
左側かカブリ(背肉)、右側がモモ、モリーユ茸の中には猪ミンチ。京都産筍、黒七味とジュのソース。雌の80kgの猪で、肉質はしっかりですが、力強い旨味も十分。
花山椒との相性は間違い無し。
カブリの脂部分が噛み切れずですが、他部分は非常に美味しくいただきました。
「韃靼そば茶、ゲランド塩」
韃靼そば茶のブランマンジェ、塩アイス、早摘みのオリーブオイル。シンプルですが、面白い組み合わせ。スペシャリテというだけあり、不思議とまた食べたくなるお味。
「柑橘」
和歌山県「藏光農園」の柑橘を使ったサヴァラン、発酵クリーム、クレームブリュレ、ピスタチオソース。シロップ状にしたラム酒を使用し、アルコール感無し。個人的にはもっとガツンとアルコール感がある方が好みです。
あまり得意ではない食材を美味しく食べさせてくれると嬉しくなります。ソースや素材の組み合わせもばっちり、サービスも非常に丁寧で素敵なランチタイムを過ごさせていただきました。「おでん屋平ちゃん」も楽しみですが、「ラペ」もまたお伺いしたいフランス料理店の1つとなりました。良いレストランですね。ごちそうさまでした。
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