日本橋劇場で「第7回古今亭文菊の会」を拝見しました。
開口一番「呑める」古今亭松ぼっくり
「駆け込み寺」金原亭馬久
初めて拝見した一花さんのご主人、いざ鎌倉!駆け込み寺として有名な鎌倉の東慶寺にまつわる話。一花さんと一緒に習いにいったそうですが、不穏な内容と思いきや、お互い大好きな夫婦のにやける落語でした。下げは「前の茶屋で駆け込みなさい、焼き餅が名物だ」
「七段目」古今亭文菊
国立演芸場の「五代目江戸家猫八襲名披露興行」で口上の司会を初めて勤めた話。馬風ドミノは癖になるとか。仮名手本忠臣蔵の「七段目」に入る前に、義経千本桜の「鮓屋」の場面など多種ご披露いただきましたが、程よい大げささが面白い。途中で入る三味線、ツケも良い雰囲気、七段目の部分は、若旦那が刀を抜くまではしっかり真面目に。歌舞伎を知っている方が絶対楽しめる!歌舞伎関連の演目は楽しいです。
「浮世節」立花家橘之助
寄席以外で初めて拝見、「茄子と南瓜」、出囃子シリーズは途中で松ぼっくり君も太鼓で舞台に上がり文楽(八代目)の「野崎」、志ん朝の「老松」、志ん生の 「一丁入り」、小さん(五代目)の「序の舞」、最後は「両国風景」で。
「柳田格之進」古今亭文菊
落語会を企画運営しているオフィスマツバの代表、声が高い飯田さんのマクラ。いつもより60人くらいお客さんが少ないとか。確かに演目渋過ぎるかも。今日ご来場の方は覚悟ができている方ですねということで落語開始。曲がったことが大嫌いな柳田格之進が格好良い、源兵衛と番頭徳兵衛の首のかばい合いからの碁盤一刀両断、おきぬに詫びる流れは涙が出そうに、おきぬが死んでしまった展開だったのは悲しい。柔和ながらも質実剛健、素晴らしい二席でした。
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