「柳家権太楼独演会~紀尾井らくご~」紀尾井小ホール


ホテルニューオータニの「ザ・スカイ」のランチビュッフェで動くのも辛いほど色々詰め込んだ後、紀尾井小ホールで「柳家権太楼独演会~紀尾井らくご~」を拝見しました。

開口一番「狸の鯉」三遊亭まんと
「ちりとてちん」柳家権太楼
6月の「柳家権太楼一門会(さん光さんがトリで幾世餅!)」でやる予定の「ちりとてちん」の稽古だとか。お世辞が上手い金さんが見ていても楽しい。灘の生一本も鯛も鰻もおまんまさえも美味しそう。権太楼師匠の顔芸爆発。腐った豆腐を利用した特製のちりとてちんを頑張って作る旦那も面白い。続いて呼ばれた知ったかぶりの竹さん、ちりとてちんを食べ悶絶、必死に酒を要求する竹さんに追いちりとてちんを食べさそうとする旦那もかなり悪い。鼻声、咳有りで体調が万全ではなさそうで、演じた後、本当に苦しそうでした。師匠いわく全然駄目なちりとてちんだったそうですが、面白かった〜。

「青菜」柳家権太楼
続けてちゃんとした落語へ。柳陰をご馳走されて酔っ払っていく植木屋さん、氷を美味しそうに食べる模写も楽しい。帰宅してからは動物園のカバの件もしっかり。建具屋の半公とのちぐはぐなやりとりも、もう何度も聞いているけど、やっぱり面白い。押入れに押し込められて汗だくで登場の女房にも爆笑。素晴らしい。

「浮世床」柳家さん光
警察に職質された時に「おじさん」と言われたり、車に乗っていて違反した時にお坊さんと間違えられたマクラから。太閤記でかみまくる様がおかしい。下げは「それをどうにかするのがていこうき」

「天狗裁き」柳家権太楼
二席目に「佃祭り」をやる予定だったけど、「青菜」をやって時間がなくなっちゃったとか。「佃祭り」は8月の桂雀々さんとの2人会でやる予定だそうで、こちらも楽しみです。大家と話をしている時に戻ってきちゃう隣家の男が面白い。次々に盛られるお囃子さんはお春、おその、お冬、えり。安定の「天狗裁き」でした。久々の権太楼師匠の独演会、体調が万全でなかったのは残念ですが最高です!

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