令和5年10月歌舞伎公演『妹背山婦女庭訓 第二部』国立劇場


国立劇場で令和5年10月歌舞伎公演『妹背山婦女庭訓 第二部』を拝見、第一部は残念ながら拝見できず。

配役
蘇我入鹿:中村歌六(播磨屋)
漁師鱶七実ハ金輪五郎今国:中村芝翫(成駒屋)
宮越玄蕃:坂東彦三郎(音羽屋)
烏帽子折求女実ハ藤原淡海:中村梅枝(萬屋)
荒巻弥藤次:中村萬太郎(萬屋)
入鹿妹橘姫:中村米吉(播磨屋)
大判事清澄:河原崎権十郎(山崎屋)
杉酒屋娘お三輪/采女の局:尾上菊之助(音羽屋)
豆腐買おむら/藤原鎌足:中村時蔵(萬屋)

まずは布留の社頭の場、所作事「道行恋苧環」から。米吉君と梅枝君の安定のコンビから、菊之助さんが入るとグッと雰囲気が締まる。喧嘩していたのに、仲良く踊り出す流れはやはり楽しい。休憩の後の二幕目「三笠山御殿の場」、一幕目ではなんとか耐えた激烈な眠気に襲われ、気付けば、花は枯れてるし、橘姫は舞台に戻ってきていた。。。鱶七よ、すまぬ。三輪が官女たちにいじめられる場面が長い。最初は少し楽しくもありますが、『四海波』『馬子唄』を無理くりに唄わせて、打擲するなどは、だんだん嫌な気持ちに。しかしながら、その後の、菊之助さんの嫉妬と怒りに髪を振り乱して燃える三輪の美しさは絶品。大詰「三笠山奥殿の場」「同入鹿誅伐の場」、入鹿に切られた橘姫は、龍となった十握の宝剣を置い池に飛び込み、あっけない最後。菊五郎さんの休演は残念ですが、時蔵さんの鎌足も清々しくて素敵、国立劇場らしい渋い幕切れでした。

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