社会教育会館で「権太楼ざんまい~師走公演~」を拝見しました。権太楼師匠の体調も良くなってきたようで何よりです。
前座「一目上がり」三遊亭まんと
「文七元結」柳家権太楼
二代目古今亭圓菊師匠が出身地の静岡での会で、「千両みかん」をリクエストされ、本番うまくできなかったことから体調を崩したというマクラから。圓菊師匠の癖のある麻雀の打ち方が面白い。権太楼師匠の文七元結、初めて拝聴したかも。歳のせいか多少のブランクのせいか流暢とは言えませんが、良い。細かいくすぐりなどは端折って、とても真っ直ぐな優しい内容。吾妻橋での長兵衛と文七のやり取りにはグッとくる。命は金ではな買えない、など自明のことですが、発言者により重みは変わる。やややり過ぎにも思える表情、声の抑揚が素晴らしい。
「浮世床」柳家福多楼
インフルエンザでいきなり飛ばしてしまった真打昇進披露公演の話、推しているアイドルグループ「ギャングパレード」のキラ・メイさんの話、クリスマスのピューロランドでの会、頑張って。 下げは「それをどうにかするのが、ていこうき」
「家見舞い」柳家権太楼
撤収時間が迫っているので、時間調節しやすい話。兄貴分の家に行く前の、道具屋でのやり取りの部分は初めて聞いた。手に巻いた縄で肥瓶を綺麗にさせる件など情景が楽しい。文七元結の余韻も吹っ飛ぶ爆笑話、確かにこれも江戸っ子。下げは「大丈夫だ、今まで肥(鯉)が入ってた」
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