令和6年3月文楽入門公演『ブンラク・ファースト・セッション』有楽町よみうりホール

令和6年3月文楽入門公演『BUNRAKU 1st SESSION』有楽町よみうりホール

有楽町よみうりホールで令和6年3月文楽入門公演『ブンラク・ファースト・セッション』を拝見しました。ナビゲーターは、元NHKアナウンサーの水谷彰宏さん、上野の老舗履物店「長谷川」がご実家で小さい時から古典芸能に慣れ親しんでいたとか。今日のゲストは三味線人間国宝の鶴澤寛治さんのお孫さんの鶴澤寛太郎さん。祖父の舞台を見、他の人と比べて「おじいちゃん、まぁまぁうまいな」と思ったという感想が面白い。

今回はアニメとのコラボレーションということで、映画「となりのトトロ」や「もののけ姫」の美術監督を務めた男鹿和雄さんが『曽根崎心中 天神森の段』の背景美術を手がけています。

配役
お初:豊竹藤太夫
徳兵衛:豊竹靖太夫
豊竹咲寿太夫
三味線:鶴澤清志郎、鶴澤寛太郎、鶴澤清允
人形:吉田玉助、吉田簑紫郎、吉田玉翔、吉田玉誉、桐竹勘介、吉田玉峻、吉田玉延、吉田玉征、豊松清之助

まずは予想外の背景画面の大きさにびっくり。横に背景が動くのは通常と同じ、2つの人魂の映像は本火の方が雰囲気あるかも。映像が縦に動くのには舞台慣れしていると驚きがあり、2人が天神の森の奥深くに入って行く様子がよくわかる。最後は木の幹のアップから上に動き、空に薄く輝く2つの星。お初の「早う殺して」の嘆きはグッときます。いつか拝見アニメ完全バージョンで是非。

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