四つ木にある鰻の名店「うなぎ魚政」にお伺いしました。初めて降りましたが、駅の壁面やアナウンスまで「キャプテン翼」一色でびっくり。何でも作者の高橋陽一先生の四ツ木出身だからだとか。なるほど！南葛って南葛飾ってことか！早く付いたので周辺を散歩しましたが、喫茶店1つない閑静な住宅地。各所に石崎君など、キャプテン翼の登場人物の小さい銅像が設置されています。
「骨せんべい、肝わさ」
デフォルトの摘み。日本酒は黒龍や十四代の品揃えが凄いですが、肝わさに堪らず熱燗（種類不明）を注文。
「くりから焼き」
味というよりも見た目が好きなくりから焼き、鰻を細く切って串に巻き付けたもの。タレがたっぷりかかっていますが、少し辛味が強すぎるかな。
「国産ブランドうなぎのうな重 特上」
先ほどのくりから焼きもそうでしたが、今日の鰻は坂東太郎とのこと、ヤッタね！蓋を開けた瞬間感じたのは備長炭の食欲を増進させる香ばしい香り。見た目も焦げが見られますが、ここまで香るのも珍しい。山椒に「かけ過ぎ注意」と記載がありましたが、普段でも山椒はほぼ使用しませんが、これは全くいらんな。
最近ご飯が見えまくってる鰻重が多いですが、見えない方が気持ち良い。身も厚い鰻ですが、ギリギリまで蒸しを入れているそうで、極柔らか、小骨も全く気になりません。
ウナギの力強い味わいに香り、脂も上品で旨い。新潟県佐渡米を使用した白米はやや固めに仕上げられ、柔らかいウナギとの相性が抜群。くりから焼きで気になったタレの辛さも全く気になりませんでした。価格は他の店より高いですが、味も旨くて、今まで訪問した都内の鰻店ではトップクラス。基本的に鰻も値段相応な気がいたします。漬物がもう少し美味しいとさらに嬉しいのですが、大満足。いつか天然鰻のうな重もいただいてみたいです。ごちそうさまでした。
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