人形町、小網神社の近くに2023年10月にオープンしたスペイン料理「コングスト」でディナー。
「鰯の酢漬けのコカ」
鰯の酢漬け、燻製バター、スペイン産アンチョビを使ったピザ風のファンガーフード、酢漬けの塩梅も良くこの後の料理に期待が膨らみます。
「ピンチョス盛り合わせ」
鯵のマリネ、イベリコ豚のピンチョ・モルノ、鮎のリエット、チョリソーを詰めて揚げた手羽先、磯つぶ貝、スイカのガスパチョ。スイカの青い香り、鮎の苦味に初夏を感じます。全部美味しい。
「勝浦産鰹の漬け」
カタルーニャ地方のサラダ、エンペ°ラッドを添えて。醤油ではなくガルム（魚醤）で漬け、ロメスコソース、ペドロヒメネスのソース。鰹のサクサクした食感が面白い。
「ピキージョ（赤ピーマン、熊本産馬頬肉、タン詰め）」
コングストのスペシャリテだそうですが、絶品。馬肉を煮込んだ出汁のコンソメソース。詰め物はねっとりとした食感で馬の柔らかい旨味がソースと混じり合いながら舌に絡み付きます。
「蒸し穴子のプティファラ」
カタルーニャ地方のソーセージを穴子で表現。ヘーゼルナッツの入ったポテトサラダ、椎茸、牛蒡。
「短角牛ランプのロースト」
火入れも良く美しい断面の赤身肉、添えられた野菜もとても美味しい。
「イカ墨のパエリア」
黒く美しい光沢、香り良く、しっとり硬めな理想的仕上がり、塩味強めでシャープな味わいで美味。アイオリソースもニンニクの香りが強くなく上品。素晴らしい。
「バスクチーズケーキ」
とても滑らかクリーミーなチーズケーキ。
料理、サービス全てクレバーな印象の坂田シェフのワンオペ、予約の時間をずらしており、提供時間などもストレス無く、気遣いも十分でした。どの料理も全く外れがなく美味しく、価格も非常にリーズナブルで、人気が出るのも納得。またお伺いしたい。ごちそうさまでした。
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