炭火焼きと日本酒ワインのお店「キュイジーヌヤマグチ」で不定期に開催されている企画「ボニュ河島シェフコラボディナー」にお伺いしました。4回目ですが、第2回、第3回と続けての参加です。今回はまかない的な、大衆的な料理が中心ということで、値段もリーズナブルでボリュームも十分の面白い内容でした。「ボニュ」は閉鎖型のキッチンですが、「キュイジーヌヤマグチ」は完全オープンキッチンですので、全ての調理が目の前で見られ、シェフとの会話も存分にできるのも魅力的なイベントです。
今日の献立
「すじポン」「ポテトサラダ」「牛タン、牛肉赤ワイン煮込み」「焼鳥」「軍鶏唐揚げ」「ステークアッシェ」「牛カツサンド」「鰯ラーメン」「山口シェフのカレーライス」「チョコ最中」
「ポテトサラダ」
卵とマヨネーズだけのシンプルなポテサラですが、茹でた後に揚げて食感よく仕上げたポテトが激ウマ。その後は肉料理連発。
「牛タン、牛肉赤ワイン煮込み」
絶品。とても柔らかく煮込んだお肉は食感をプラスするために軽く焼いています。牛タンは緑のサルサベルデソースで爽やかに。普段牛肉はあまり食べないのですが、やっぱり幸せなお味です。
「焼鳥」
焼鳥といっても使用している鶏肉はなんとビュルゴー家のシャラン鴨。贅沢。写真はハツですが、もも肉の焼鳥、フォアグラ、胸肉の炭火焼きと続きました。日本の鴨が持ち合わせていない濃厚な旨味が堪りません。
「ステークアッシェ」
土佐あか牛のイチボを使用、上には贅沢にフォアグラ乗せ、玉ねぎたっぷりのソースと一緒に食べると口の中でハンバーグの出来上がり。
「牛カツサンド」
土佐あか牛のビフカツ。牛でも豚でも鶏でも、観劇のお供にも最適なカツサンドは大好きです。問答無用の美味しさ。噛み切れなかったため一口でいただいちゃいました。
「鰯ラーメン」
ボニュで鰯のカッペリーニをいただいたことがありますが、それに近い料理。具なしですが、鰯の旨味を抽出したスープは鰯感が凄い。絶品です。わんこそば様に何杯でも食べられます。
お酒は飲み放題でワインも豊富なのですが、日本酒を色々いただきました。最近ワインを飲むと次の日がつらい。「醸し人九平次 純米大吟醸 協田」から始まり「而今 特別純米」「鶴齢 純米」、続いてお燗で「昇龍蓬莱 生もと純吟 辛口師匠、勘弁して下さいよ。槽場直詰生原酒」「昇龍蓬莱 生酛純吟 雄町60」「白老豊穣 純米吟醸熟成酒」をいただきとても良い気分に。燗酒ラブですので、きちんと燗付けしていただけるお店は貴重なのです。
まかない的とはいえ、河島シェフのオリジナリティ溢れる料理の数々堪能させていただきました。久々にこんなにお肉食べました。素晴らしい料理人は、どうすれば素材の旨味を最大限に高められるかをよく考えていらっしゃいますが、河島シェフはその方法がとても独特で見ていても楽しく驚きがあります。
勝手に天才と思っている河島シェフは来年にはボニュから船出し、新天地でご活躍予定だそうです。陰ながら応援しております。一風変わった独自感覚が素晴らしい河島シェフはスーパー歌舞伎などでも大活躍の若手実力派、坂東巳之助のようです。ごちそうさまでした。
コメント
[…] のどこにもない世界観を作り出したのは凄いです(同じくボニュ出身の川島シェフの料理はコチラ)。良い意味で、皆様変態です。プリンやチーズケーキも美味しかったのですが、もう一 […]