銀座で最も好きなカフェの1つが「資生堂パーラー 銀座本店 サロン・ド・カフェ」、月ごとに変わるフルーツパフェをいただきに、毎月必ず数回お伺いしています。約2ヶ月改装工事のため休業していましたが、11月1日リニューアルオープンしました。おめでとうございます、そしてお帰りなさい！開店時間が30分早くなり11時になったのはポイント高いです。オープン記念メニューが2種類あるので、そちらをいただきに早速お伺いしました。
店内は壁紙以外は全て刷新されていますが、なるほど壁が同じだと受ける印象はそれほど変わらないのかもしれません。テーブルも1席減るだけでかなりゆったりした様子、ソファ席も新しく設えられました。いつものスタッフの方々は休業中は他の店舗に行かれていたようですが、やっぱり定位置は銀座でしょう！久々にお会いできてとても嬉しいです。
「スペシャルアイスクリームの和栗パフェ」
例年ですと10月に登場するマロンパフェのスペシャルバージョン。パフェグラス、おそらくカトラリーも今回のパフェ専用に用意されています。そして何が最もスペシャルかというとアイスクリーム！資生堂パーラーのパフェは上質なフルーツも魅力なのですが、個人的にはそれを支えるバニラやミルクアイスが一番の魅力、他店との差別化と思っています。フルーツ自体の質は銀座千疋屋と同等かもしれませんが、他のマテリアルのレベルはこちらのが上。
資生堂パーラー伝統のアイスは数名しか知る人のいない秘伝のレシピというのは有名な話、今回の和栗パフェはそのアイスの素材の配合を初めて変えたそうです！
上の乗ったアーモンドチュイール、マロングラッセ、マロンクリームもとても美味しいのですが、その下のミルク、バニラ、マロンの3種のアイスが秀逸！オープングパフェに3種のアイス「資生堂パーラー！わかってるじゃん！」と叫びたくなりました。北海道の「十勝しんむら牧場」の牛乳を使っており、ミルクアイスはもはや別物、バニラなどもコクがあって最高。下にたっぷり入ったカラメルゼリーとマロンの愛称は言わずもがなです。絶品。全ての素材に意気込みが感じられ、通常のマロンパフェを遥かに上回る出色の出来栄え。2ヶ月ぶりの資生堂のパフェ堪能しました。もう1回食べに行っちゃうかも。
「サロン・ド・カフェ スペシャルプレート（ドリンク付き）」
5種類のデザートが楽しめるプレートは、通常メニューの「資生堂パーラー物語」の特別バージョンといった感じでしょうか。サンデーはイチゴ、チョコ、ジャマイカから選べましたので、聞き慣れぬ「ジャマイカ」にしてみました。なるほど、ジャマイカ名物のラム酒のゼリーとバニラアイスのカクテルのように美しい大人のサンデー。アルコールがしっかり効いており美味。
他4種は青森県「おりかさ蜜ツ星農園」のリンゴを使った壺チーズケーキ、和栗のクレープ、フルーツチョコフォンデュ、カラメルムース。
普段パフェとフルーツサンドしか食べないので壺チーズケーキなど初めて食べましたが、熱々ふんわりしっとりスフレ様で美味しい。アイスの蓋の裏的に美味しいのは、カップの端っこにこびりついたお焦げ状部分。頑張ってスプンでこそげ落としながらいただくのが好きです。下にも甘いリンゴが沢山入っていました。クレープ、ピアノ型のムースもレベル高いです。フルーツはマスカット、ぶどう、イチゴ、メロン、柿、イチジク、ラズベリー、ブルーベリーなど小さいければ種類豊富。ビターなチョコとの組み合わせは、フルーツの繊細な味と喧嘩するような気がしなくもありませんでしたが、チョコだけでも美味しく綺麗に完食。
和栗パフェはもう一度食べるとして11月限定の「山形県岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ」も食べるかどうか、悩ましいところです。いつも素敵な時間をありがとうございます。ごちそうさまでした。
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