名店「新ばし しみず」出身の竹内史恵姐さんが大将を勤める鮨店。こんな状況の中でも変わらず営業されています。2度ほど当日予約を試みたのですが満席だったこともあり、前回のお伺いから1年半も経っておりました。。。2月からランチ営業も開始されたということなので、利用頻度が増えそうです。本日も開店と同時の17時スタート、握りのみでお願いしました。
「水ナス」
走りの水ナス。下味が少し付いてる?爽やか〜
「鮃」
酸味の聞いた赤酢のシャリ、握りはやや固め。握る手数多いのは気になるのですが、種もしっかり主張のあるサイズで切りつけ、シャリは米粒も大きく美しく、特徴が合って好きです。噛むほどに旨味がジュワッと系のヒラメ、旨い。今回貸し切り状態で、色々お話しながらいただいたため、味の記憶薄〜。でも楽しいのが一番!
「墨烏賊」
厚みはありますが、シャキシャキした程よい食感と弾力が素敵。美味。
「春子」
「赤身」
「中トロ漬け」
ごく柔らかで、ねっとり絡みつく旨味。脂が落ち着いてきたマグロも美味しいです。
「小肌」
程よく柔らかさを残したバランスの良い酢〆。
「鳥貝」
身も厚くなり良い感じになってきましたね。独特の海を思い起こさせる香りとジューシーさがあります。
「鮃昆布〆」
「ボタン海老」
江戸前と関係のない種も出るのは以外。
「鰹」
「蛸」
ストレスの無い食べ心地になるよう包丁が入れられています。
「鰆」
「煮蛤」
厚みがありながらも柔らかく、シャリとほぼ同時に体内に消えて行きました。旬のものは旨いです。
「車海老」
とても大きな海老でした。頭部分の味噌が最っ高。
「バフンウニ、ムラサキウニ」
ウニ2種の重ねは定番ですが、いつもより盛り盛り。一気に頬張ります。甘〜い。
「穴子」
今日は穴子も巨大でした!塩とツメで。トロトロでとろけます。
追加「小肌」
一貫目よりしっかり〆てある感じで、こちらの方が好みかも。
「玉子」
薄く焼いた玉子も握りにしてくれるのは、とても嬉しいです。甘みと酸味の心地よい調和。
追加「おぼろ干瓢」
同じく甘みと酸味。この芝海老のおぼろと干瓢を組み合わせた巻物も他ではなかなかいただけない逸品。毎度最後にいただいております。
18貫+巻物1本をいただいて滞在時間1時間というスピード感、他の銀座の鮨店と比べると値段も少しだけ優しいのがまた嬉しい。夜はもれなくお摘みが付いてくる「おまかせコース」が主流な中、しっかり握りだけ食べさせてくれる鮨店は稀少、個人的には鮨屋で摘みは不要です。莞爾とした竹内大将の優しくムードにも癒され、こんな状況でも健気で芯の強い心意気に勇気をいただきました。先日お伺いした「高垣の鮨」の親方も「新ばし しみず」出身だそうだが、「鮨竹」の方が上手な気がします。居心地も最高で、とても良いお店です。ランチは絶対行く。ごちそうさまでした。
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