たびたびお伺いさせていただいている「銀座 風月堂(凮月堂)」にランチにお伺いしました。ちなみに「風月堂」というお店は津々浦々ありますが、こちらが本家で、歴史は200年以上、明治5年(1972年)に銀座6丁目に移転されたそうです。そんな「銀座 風月堂」も2018年に大幅にリニューアルされ、現代的でスタイリッシュなお店となりました。
日本料理がいただけるカウンターのみのレストランスペースと、デザートやお茶が楽しめる喫茶室に完全に別れています。「銀座 風月堂」で腕を振るうのは、銀座の日本料理店「つばきや」を営まれていた板垣料理長。奇を衒わず、誠実で地に足のしっかりと着いた料理はとても好みです。「お刺身と焼き魚定食」をいただきました。
「汲み上げ湯葉」
大豆のほっこりした旨味に、滑らかな食感が心地よい。美味。
「鮪、蛸、甘鯛昆布〆の刺身」
昼から甘鯛は嬉しいです。もっちりとした食感に優しい昆布の味わいが美味しい。
「鰤西京焼き」
味噌の風味が強すぎず、程よい香り。ご飯との相性が抜群で、食べ過ぎ注意です。
「雑魚ご飯、漬物」
雑魚や奈良漬けなどの、脇役もちゃんと手作りされている感じがした美味しいのです。ある程度お腹も満たされたところで、モダンな喫茶室へ移動。
「蕨餅」
別オーダーでデザートも注文。
出来上がる工程が間近で見られるカウンター席が楽しい。
空前のモンブランブームなのか、8割の方がモンブランをオーダーされるそうです。
先日「ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ」でいただいたような細いマロンクリームのモンブランが席巻していますが、普通が好き。ある程度伝統があるお菓子は普通にちゃんと作るのが一番美味しいと思うのです。まぁまぁ此方のモンブランもクラシックとは言えませんが。
「和栗のモンブラン」
手前は大粒の丹波栗「銀寄」の渋皮煮。マロンクリームの栗感はそれほど強くありませんが、甘みとのバランスが良く美味しい。歴史のある店だけに、今日も年配のお客様が多く、その年代の方も安心していただけるモンブラン。料理も甘味もほっと一息、安心できるのが素敵なお店です。ごちそうさまでした。
来月11月3日からモノクローム写真家「マイケル・ケンナ写真展 日本/仏陀」が、コラボ企画として「銀座 風月堂」で開催。作家の写真をイメージしてモノクロームなモンブランが登場するらしいので(写真も)非常に楽しみです!
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