鮨「さわ田」銀座五丁目あづま通り #6

歌舞伎座で第一部『四変化 弥生の花浅草祭』を拝見した後は、今年最後の「さわ田」さんへ。歌舞伎からの昼鮨、この流れ凄く良いっ!でも来月から3部制になるので、もう無理かも。そして今日も心底素晴らしい2時間!!

いただいたのは24貫、追加4貫、手巻き2本。
「平目、細魚、墨烏賊、赤貝、縞鯵、青柳、蝦蛄、イクラ、赤身漬け、中トロ 血合いぎし、中大トロ、大トロ、小肌、蛸、小柱、鰤、車海老、〆鯖、ミル貝、迷い鰹、ヤリイカ印籠詰め、砂ずり炙り、エゾバフンウニ、穴子、玉子、鬼灯」
「墨烏賊、小肌、蛸、鰹高知スタイル、イクラアイス、赤身漬け手巻き」

「平目」一貫目の衝撃がやっぱり凄くて快っ感。何度お伺いしても、この感覚は変わりません。優しくないシャリに力強い種、暴力的な旨さ。ブリブリでシャリとの相性は素晴らしく良いとは言えないが、噛むほどに甘みが。またこの特別な空間に帰ってこられました。

「細魚、墨烏賊」細魚キター。軽く昆布〆、うまぁ〜。墨烏賊も小気味良い食感と、ほのかなねっとり感でうまぁ〜。脂の全くない烏賊って年を取るほどに理解ってくる食材なのかも。人生で初めて墨烏賊を追加でいただきました。

「赤貝、縞鯵、青柳」赤貝の産地は聞きませんでしたが、ジャキジャキした食感が凄かった。赤味が強くて見るからに素晴らしい縞鯵の脂の乗り具合も最強レベル、繊維が少しだけ気になりますが、補ってあまりある旨さ。2個を青柳舌切を点対称にする握り方は他店では見た事がありませんが、クラシックな方法だという。贅沢至極。

「イクラ」澤田さんの所はイクラも特別、こんなに皮が儚いジュース感覚のイクラは他ではいただけない。追加のイクラアイスも特盛りで。例えではなく、本当に口の中で溶けるのだ。体内がイクラの旨味で満たされます。法悦〜。

「小肌」今日は厚みも十分で、キッツキツでキッレキレの酢締めが最高。もちろんお代わりいただきます。
「蛸」超々絶!!この柔らかさは怪しからん!思わず喘ぎ声が出ちゃう。おいおい今日のメンツ凄過ぎないかい!?泣いちゃう。
「〆鯖、鰤、迷い鰹」〆鯖は4枚漬け、舌に絡みつく旨味が堪らん。藁焼きの香りが芳醇な鰹も厚切りカットで素晴らしい。氷見の鰤と一緒に上がったものだそう。追加の鰹はニンニク塩の高知スタイルで、ぶん殴られたような、とんでもない衝撃です。

「鮪」今日は鮪がやばかった!大間の反対側、津軽半島の先端「龍飛岬」の248kg、9日熟成。以前いただいた三廏のも超絶でしたし、揚がった港が違うだけで同じ鮪のような気もしますが、大間よりこっち側の鮪の方が好みなのかも。備長炭で炙った砂ずりは一瞬で消失、香りが素晴らしい赤身漬けに悶絶。赤身漬け端の黒くなった部分の特盛り手巻きは爆発的なメガトン級の旨さ!今年最後にふさわしい!!最高です!!!

「さわ田」さんで沢山お鮨はいただいた後は激しく水が飲みたくなるのは、塩が効いているからでしょうか。でもこの水も不思議と凄く美味しい。幸せいっぱい、心が満たされる最高の鮨店です。来年も何卒よろしくお願いいたします!ごちそうさまでした!!

コメント

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