近年、定期的にお伺いしている表参道のフレンチ「ラチュレ」に4ヶ月振りにお伺い。
「駿河湾産桜海老のタルト」
うすい豆、リコッタチーズのムース、北海道産チーズ。ねっとりとした桜海老の香ばしい香りに、他素材が素晴らしく調和、アミューズが美味しいお店は間違いありません。
「甘海老と玉蜀黍のジュレ」
玉蜀黍ウォーターのムース、玉蜀黍のジュレ、甘海老のジュレ。海老の連続技、こちらは爽やかな仕上げ。
「鹿のコンソメスープ」
花山椒、蓴菜、鹿のアキレス腱。牛と比較して瑞々しさのある味わい、とろりとしたアキレス腱のアクセントが素敵。そういえば今年は花山椒をいただかなかったですが、そこまで好きではないので問題なし。
「銚子産金目鯛、ベアルネーズソース」
チーズのチュイール、アスパラガス、芹など。脂が乗った金目鯛を軽く炙って。
「ハラコ（腹子）のロースト、焦がしバターのソース」
筍、自家製スパイス。初めていただくハラコは、この時期の雌鹿を仕留めた際に腹の中に見られる胎児。内臓に近いですが、より力強い食感、濃い目のソースが良く合います。
「ルージェのパイ包み、ブイヤベースソース」
お馴染みの魚介のパイ包みは、フランスで愛される高級魚ルージェ、日本のヒメジに似た赤い小さい魚だそう、周囲はサフランのムース。ハラコに続き初めていただきましたが、しっかりとした肉質、野趣な味わいなので、サフランが調和、ソースも旨い。
「茨城県産鳩のロースト、サルミソース」
メインは茨城の飼育鳩、一羽！日本で鳩を育てるのは非常に難しいとか。ジビエより香りや味わいは控えめですが、肉厚で食べ応えがあり、血の味も感じられて旨い、下にレバー、マッシュルーム、さやえんどう、いんげんなど。
とろりとした脳味噌が珍味、幸せ。
絶品ソースもパンに付けて残さずいただきました。大満足。
「タルト・ショコラ・ショー、塩トマトのシャーベット」
ホンジュラスのマヤンレッド、サワークリーム、塩トマトは、熊本県の土壌塩分濃度が高い干拓地などで栽培されている甘いトマトだそうです。チョコレートも酸味強目でトマトや塩味のサワークリームと相性抜群。
「猪脂のフィナンシェ、コーヒー」
今日も初めての食材に出会えて良い体験でした。いつもありがとうございます。6月中旬から始まる予定の海亀は食べに行くかどうか迷い中。ごちそうさまでした。
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