鈴本演芸場で「7月中席 昼の部」を拝見しました。
前座「つる」林家十八
「真田小僧」入船亭小辰
今秋真打に昇進して入船亭扇橋に改名されるそう。真田小僧、久々に聞きました。
「ジャグリング」ストレート松浦
中国ゴマ、デビルスティック(棒)、皿回し。棒や傘が踊る曲芸は本当不思議。面白い。
「金明竹」柳家風柳
今春真打に昇進して八ゑ馬から風柳に改名、初めて聞きましたが、大阪出身で上方落語と江戸落語の二刀流だそう。大阪弁が出てくる落語を大阪の方がやると自然で良い。途中の「それは大阪の人だろ」の下りはミルクボーイぽかったな。下げは「大阪の人だ、飽きないが大事です」
「相撲小話」三遊亭歌武蔵
相変わらず落語はやらず。炭酸水のウィルキンソンの謂れ、北の富士親方の面白発言など。
「漫才」すず風にゃん子 金魚
「熊の皮」柳家さん助
初めて聞いた噺家さんで初めて聞いた演目、さん喬師匠のお弟子さんなのか。年齢不詳、坊主、目が怖い。「鮑のし」と似た流れ、女房に尻に敷かれている無礼な甚平さんが、医者におこわをもらったお礼を言いに行く。無礼なふるまいを面白がる医者の動きが怖くて気持ち悪くて、ちょっと可愛くて爆笑。下げは「女房がよろしく言ってました」
「悋気の火の玉」春風亭正朝
「動物モノマネ」江戸家小猫
初春の鶯、犬、猫、アシカ、シマウマ。
「亀田鵬斎」柳家わさび
さん生師匠の新作落語、独特の空気感、マクラは長めでしたが、終始、何言ってんの?ってグダグダ感が楽しい。お礼にゴミを上げようとするなど、さり気ないくすぐりが楽しい。なかなか難易度の高い落語かと。下げは「そんなことされたら、家ごと無くなっちまう」
「奇術」ダーク広和
3枚のハンカチ、シカゴの四つ玉。面白い。
「ぞろぞろ」柳家一琴
十月に出雲で会議をした後、各地をふらふらして、3年ぶりに帰ったら我が家(神社)が寂れていた気楽な神様の描写が楽しい。老夫婦ではなく、父と娘の荒物屋という設定が面白い。
「長島の満月 序」林家彦いち
「三味線漫談」林家あずみ
前髪を作るかどうかの相談、答えに困る話。顔芸ですか?面白いからいいけど。「かんちろりん」「東雲節(ストライキ節)」など。
「蒟蒻問答」柳家三三
全然悪くなかったのですが、眠気がピークに。客入りも悪かったからかな〜。三三師匠ごめんなさい!
コメント