鈴本演芸場で「5月上席 夜の部 ゴールデンウィーク特別興行」2回目を拝見しました。本日は喬太郎師匠の出演がないためか、前回より客席は空席が目立ちます。
前座:「十徳」三遊亭二之吉
「鈴ヶ森」柳家権之助
権太楼師匠のお弟子さんは皆んな雰囲気似てるのかな。下げは「身ぐるみ脱ぐから勘弁して下さい」
「太神楽曲芸」鏡味仙志郎・仙成
「桃太郎後日譚」春風亭百栄
ほのぼのと、飄々とした雰囲気でブラックな新作落語。犬、猿、雉、こき使われすぎてやさぐれちゃったのね。ケーン、ホロホロしか言わない雉が可愛い。そういえば百栄さん雉っぽいですよね。面白かった!下げは「柿食べたことないや。その柿ボクにも1つ下さいよ」
「浮世床」入船亭扇遊
「漫才」ニックス
数日前とほぼ同じ内容でしたが面白い。妹の無駄な動きが好き。
「お菊の皿」五街道雲助
安定の面白さ。
「ぐつぐつ」柳家小ゑん
落語家ディスり、録音禁止といつものマクラから、一度聞いてみたかったおでん落語!基本は地口なのか。おでんにはおでんの苦労や悲しいがある。最後まで散々なイカ巻きの哀愁が面白い。
「紙切り」林家正楽
仲入り後のリラックスタイム。相合傘、鯉のぼり、招き猫、五街道雲助師匠、春風亭一之輔師匠。
「田能久」入船亭扇辰
初めて聞く演目、ウワバミ対タヌキ、大きなお握りの食べ方が秀逸。下げは「やっぱり九兵衛さんは千両役者だ」
「粋曲」柳家小菊
「徳ちゃん〜五人廻し」春風亭一之輔
三遊亭圓彌師匠がお囃子さんのお尻を触ることが議題になったという平和なマクラから、なんと「徳ちゃん」からの「五人廻し」、最初の3歳から吉原通いしている男の吉原啖呵は流石。噛んだ時のごまかし方も上手い。喋り方が妙な男、田舎者、相撲取り、お大尽と性格は違うけど、似たような話が続く難しい落語、だから最初に爆笑系の落語をやったのかな。下げは「待たしときゃよかんべ、オラ芋食ってんだよ」
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