とんかつ「蓬莱屋」上野御徒町

大正元年(1912)創業の上野御徒町の老舗とんかつ店「蓬莱屋」でランチ。ひれかつ発祥のお店だそうで、メニューにもロースのとんかつはなく、それだけでも、ひれかつ好きには嬉しいお店です。

ひれかつ定食
ひれかつ定食
揚げ油はラードと牛脂(ヘット)、塩は藻塩、スリランカ岩塩、フランス岩塩の3種類。今では当たり前となっている二度揚げも「蓬莱屋」が最初だとか最初ではないとか。3,500円という価格にしてはサイズは小さめ。

バレンタイン期間だからかハート型の断面、衣の密着の仕方は綺麗、力強い肉質の旨味しっかり系。とんかつは柔らかさと旨味、肉と衣のバランスが大事でしょうか。
ひれかつ定食
サービスは丁寧、食後に提供される熱々おしぼりは好感触、お味も美味しくはありますが、価格を考えると少し物足りない気分。映画監督の小津安二郎も常連だったそうで「東京物語膳」というメニューも、『秋刀魚の味』で「蓬莱屋」に似せたセットで「蓬莱屋」のとんかつを食べるシーンがあるようなので確認しなければなりません。ごちそうさまでした。

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