落語「恒例 年忘れ春風亭一朝一門会」銀座ブロッサム

「恒例 年忘れ一朝一門会」銀座ブロッサム
銀座ブロッサムで「恒例 年忘れ一朝一門会」を拝見しました。

「置泥」春風亭一蔵
昨日。襲名披露興行千秋楽が行われた福岡での話、水族館イルカショー後のボートレース、福岡ならではの楽しみ方。千秋楽が終わった後でやる気はないそうですが、面白い。下げは「また来月来て下さい」

「ふぐ鍋」春風亭一左
「太閤の猿」春風亭三朝
本編よりも豊臣秀吉に仕えていたといわれる落語家の始祖、曽呂利新左衛門のエピソードが面白い。「耳のにおいを嗅がせてほしい」とはしてやったり。加藤清正も凹ませた白猿、後行の方が有利とはいえ、伊達政宗強いんですね。下げは「相手は猿じゃ、去るものは追わず」

「漫才」ニックス
安定の同じようなネタですが「そうでしたか」は大ウケ、姉の「そうでしたか」に大きな拍手が起きたのは初めて見たかも。お父さんの名前がトーマス・ニックスなのか。
「鉄拐」春風亭柳朝
聞いたことのある話ですが、どこで聞いたかは忘れた。志ん生師匠の名言「ビールはしょんべんになるけど、酒はうんこになる」まではよかったが、下ネタを連発するのはよろしくない。下げは「出てきたのは誰かっていうと、李白と陶淵明」

「一門二つ目新富町賑」
三味線:恩田えり、司会:朝之助、一花、審査員:一刀、いっ休
一猿、朝枝、与いち、㐂いちの4人による寄席太鼓選手権、何故かオネエな朝之助、いっ休さんに耳打ちするのみで喋らない一刀さん、一番偉そうないっ休さんが面白い。まずは4人で祭ばやし、勝ち残った朝枝、与いち2人での決勝は越後獅子、お手本で叩いた朝之助さんが一番うまいが、聴いてすぐできる与いちさんが凄いということで優勝おめでとうございます。

「尻餅」春風亭一之輔
生で聞くのは初めて、自分を含め一人四役は流石、お尻をペチペチ叩く音(餅をつく音)はそうやって鳴らすのかと感心しましたが、拍手は謎。下げは「あと一臼はおこわにして下さい」

「掛け取り」春風亭一朝
師走夫婦二景ということで、マクラは無し、同じ長屋の隣家という設定でやんわり続く。伝統芸能好きには嬉しい落語。大家との会話の最後で出てくる菅原伝授手習鑑のネタ、今はもう年配の方でも知らない人がほとんどなのかも。先日さん喬師匠のを聞いたばかりなので、微妙な演じ方の違いも楽しい。時間の問題か、喧嘩好きの魚屋で下げ。一朝師匠のべらんめえ口調はやっぱり様になる!

コメント

タイトルとURLをコピーしました