日本橋社会教育会館ホールで「馬石・文菊クリスマス二人会」を拝見しました。
開口一番「初天神」隅田川わたし
前座では珍しいクリスマス小噺から。団子の件は省いて、凧上げで下げる。
「時そば」古今亭文菊
文菊さんの「時そば」は初めてかも、楽屋に差し入れされたマリトッツォとチラミス、文菊さんはマリトッツォでしょ!と言われたのは形状が似ているからなのか。仕込みもしっかりした内容でフリが効いている。美味しい蕎麦も饂飩みたいな蕎麦も食べる所作と表情が素敵。面白い。
「掛取万歳」隅田川馬石
年末の定番「芝浜」よりも、演じる機会が少ないというマクラから。狂歌、喧嘩、義太夫、歌舞伎、三河万歳と続きますが、激しい義太夫部分が最高。歌舞伎部分は、三味線、太鼓のハメモノ入りで。下げは「あ〜ら、百万年のち過ぎたら払いましょう」
「お楽しみトーク」隅田川馬石、古今亭文菊
頭に星のカービィの星くんが付いたカチューシャを付けてアンケートに答える形式、文菊さんが司会進行。クリスマスにはチキンとケーキ、懐かしいバタークリーム、チキンとナッツの素焼き、馬石師匠の今年一番嬉しかったことはNHKの「日本の話芸」に出演したことなど。最後に撮影タイムもあり楽しい時間でした。
「ざるや」隅田川馬石
時間の関係か寄席並みの10分以内の短縮バージョン。
「幾代餅」古今亭文菊
こちらもやや短縮バージョンで。やはり短くすると感情移入がしずらくなりますが、今年の落語聞き納めにぴったりの落語でした。来年も応援しております。
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