「お待たせしました!権太楼ざんまい」日本橋社会教育会館ホール

復帰してから初めての柳家権太楼独演会「お待たせしました!権太楼ざんまい」を日本橋社会教育会館ホールで拝見しました。

前座「ちはやふる」柳亭市遼
「しげる」柳家権之助
「権太楼ざんまい」の福多楼さんとの代演で8人しかお客様が来なかった恐ろしいマクラから寿限無と思いきや新作落語。妖怪の名前を子供に付けたがる妙な大人たち。「幽霊電車」も見なければ。

「猫と金魚」柳家権太楼
TBSテレビの落語研究会で入院する前にやったのが「ぜんざい公社」。訃報の記事で最後の講座は‥‥と書かれるのが嫌で、意地で復帰した時に落語研究会で「代書屋」を掛けたという。その後もマクラが面白い。つばめが継げなくなってからの桃太郎から金太郎、小文治、枝太郎、小はん治、権太楼。30万円x2を払い三代目権太楼を襲名した時に初代が得意だった「猫と金魚」を高座に掛けたが自分には合わず演じていないという話からの「猫と金魚」。初代権太楼の「猫と金魚」はCDで聞いていたので、権太楼師匠の「猫と金魚」が聞けることに驚き。そして、まさか「猫と金魚」で泣くことがあると思いませんでした。山本五十六、明るい農村、人間ポンプなどマクラのフリが効きまくり。くすぐりが全部ハマった凄い「猫と金魚」でした。

「ん廻し」柳家福多楼
短い落語の後は謎の南京玉すだれのコーナー。最後の打ち上げ花火も綺麗に決まりました。

「うどんや」柳家権太楼
上方落語の「風邪うどん」、江戸バージョンは初めて聞いたかも。上方の博打の部分が無く短く感じる。ミー坊が男の前で挨拶する場面で再び泣きそうになる。あのまま続けられていたらやばかった。最後のうどんを食べる描写も最高。想像したよりお声もしっかり、お元気そうで何より。来年2月の「権太楼ざんまい」も楽しみにしております!

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