落語「新春国立名人会 千穐楽」国立演芸場

落語「新春国立名人会7日」国立演芸場
国立演芸場で毎年恒例の「新春国立名人会」、千穐楽にお伺いしました。

「寿獅子」太神楽曲芸協会
「花色木綿」桃月庵白酒
見た目も名前もが目出度い白酒師匠、CDで拝聴したのとほぼ同じマクラと内容。ちょっとしたくすぐりが楽しい。
「ふぐ鍋」古今亭菊之丞
フグのことを千葉県銚子付近では「トミ」、島原では「ガンバ」と呼ぶそう。ちなみにガン=龕で棺桶の意味。こちらも何回も聞いている演目。面白い。
「余談」林家ぺー
最後は自身の曲『余談ですけど「愛してる」 』を熱唱。
「看板のピン」桂文楽
五代目春風亭柳朝に習ったそう。枯淡。堅実。
「一眼国」林家正蔵
お馴染み権太楼師匠のグルコサミンのマクラから。
「宮戸川」柳家喬太郎
やっぱり古典も良い!叔父と女房の艶っぽいやりとりも楽しい。
「七草」三遊亭金翁
92歳で落語、凄い。「トントンパタリトンパタリ」「イテテッテッテッテ」、愉快で軽妙。
「紙切り」林家正楽
羽根付き、恵比寿さん、凧揚げ、オミクロン。最後のお題にはかなり苦労されていました。
「代書屋」柳家権太楼
これまたお馴染み、巣鴨のホルモンのマクラから。「代書屋」キターッ。陰気な代書屋と、底抜けに明るい湯川秀樹の対比が素敵。サゲは「森友学園かな」、最後まで聞きたかったな。

素敵なメンバーでしたが、聞いたことのある演目ばかりだし、持ち時間も短めでやや消化不良か。しかしながらお元気そうな金翁師匠が見られて良かった。

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