国立演芸場で寄席を見た後はダッシュで戻って「銀座しのはら」へ。3ヶ月ぶりにお伺いさせていただきました大好きな日本料理店。オープンしたまだ3年ほどですが、銀座の日本料理といえば「銀座しのはら」、と言われるまでになっている印象です。霜月の献立は以下。
「ウニ豆腐、牡丹海老」
現代風にアレンジされた伝統的な料理、そのまま食べさせるお店がほとんどですので新鮮な味わい。知識の深さと工夫が素晴らしいです。
「海老真丈と蕪の椀」
真丈も蕪も思い切り崩して食べてくださいとのこと。綺麗な見目を壊すのはもったいない気もしますが、美味しいならば気にしません。極上品ながらも、家庭的な趣も感じさせます。
「お造り 鰹、平目」
脂のせいか虹色に光ってとても綺麗な鰹でした。
「毛蟹とナメコ、もち米の柚子椀」
ビタミンCが豊富で美肌、血行促進、体ぽかぽかと柚子というだけでイメージが良いのですが、甘みの強い3種の素材に渋みを添えるという役割を果たしています。美味し。
「焼きすっぽん」
銀座しのはらのシグネチャー。もっと食べたくなる分量です。
「八寸、フォアグラ最中」
八寸の写真はありませんが、これもシグネチャーのフォアグラとあんぽ柿の最中。「銀座 大石」に対抗してかウイスキーのジュレをプラスしてアップデート。料理人通しの研鑽も素敵。秋定番のイチジクと白味噌の料理も大変美味です。
「穴子、湯葉、海老芋」
「揚げ鰻」
800gほどの天然鰻を揚げてしまうのは面白い。皮を美味しく食べるためだそう。ちょっと油が強い気もしましたが、下に敷いてある胡瓜がナイスな役割。
「合鴨鍋」
野趣味はありませんが、柔らかく綺麗な肉質の鴨です。
「秋鮭、零余子、蓮根、栗、さつま芋ご飯」
上海蟹ご飯を期待したのですが、少し時期が遅かったよう。残念ですが、秋がいっぱい詰まったご飯は最高に旨い。ほくほくした食材大好き、ムカゴも大好きです。ご飯は先ほどの鴨鍋を雑炊に。美味しいに決まってます。雑炊は2杯で品切れだったので、炊き込み御飯を4杯ほどお代わり。
「栗金団」
食材が日々変わるので、どうしても内容に多少の揺らぎはあるもの。今日はやや弱めな印象でしたが、それでも十分な満足感です。篠原大将が最高に楽しかったという郷ひろみさんのコンサートも一度見に行ってみたいものです。郷さんのジャケットプレイなんかも取り入れたら面白いかもね(嘘です)。次回訪問は来年3月となっていますが、随分先のようで、きっとあっという間でしょう。ダイエットの成功お祈り申し上げます。2020年ミシュランガイド2つ星獲得、心よりおめでとうございます!「銀座しのはら」の勢いはまだまだ止まりそうにありません!
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