寄席「上野広小路亭定席 昼席(26周年特別興行)」お江戸上野広小路亭

お江戸上野広小路亭で「上野広小路亭定席 昼席(26周年特別興行)」を拝見しました。トリが神田伯山師匠の長講ということで行列必至、開場11時30分、整理券配布10時30分、朝5時に起きてしまったためやることがなく、念のため8時15分に到着したらなんと48番目、8時45分には60席が埋まり札止め、待ち2時間15分、長かった〜。

前座:「寛永宮本武蔵伝 山田真龍軒」神田梅之丞
やはり上手い、声が良いし全然噛まない、優秀ですね。師匠方を誘導する「ごくろうさま」のお声もキリッとしていて良い。

「子ほめ」三遊亭花金
下げは「お若く見えりゃなんだってんだ」「どう見てもタダでございます」

「動物園」桂鷹治
「だ〜れ」と「新聞屋で〜す」を繰り返す新聞屋と九官鳥、鶏を学校に寄付した話、3人家族と猿のドライブ、など動物のマクラが面白い。今日の広小路亭の状況をネタに入れるもうまく行っていないような。下げは「フルタチさ〜んっ!」「呼んだ?」

「太神楽曲芸」鏡味よし乃
五階茶碗と傘の曲芸、1人で茶碗を積み上げるのは大変そう。はらはら感も初々しくて可愛らしい。

「老人ホームごっこ」桂伸衛門
「成金」のメンバーは松之丞の傀儡なのか。初めて見た方でしたが、今日一番面白かった!自作の新作落語で公園で仲良くなった9歳のタケシと70歳の田中さんが仲良くなり「老人ホームごっこ」をする話。そのうち田中さんが、タケシの母のサナエに恋するも・・・。途中のグーパー体操、卵焼きが実は沢庵だったというのも楽しい。背の高いヒョロリとした風貌、39歳とは思えない落ち着いた雰囲気が素敵。

「星野屋」三笑亭可龍下げは「そう思ったから、ここに3枚くすねておいた」
「病院長と葬儀屋」コント青年団
番組表で名前はよく見ますが、初めて拝見。けっこうなベテランなのね。距離も近くて面白い。
「寝床」三笑亭夢太郎堅実、下げは「診断書を見たら、義太痣って書いてあった」
「奇術」山上兄弟
数年ぶりに拝見しましたが、弟太った?芸歴20年でまだ20代って凄い、流石に舞台慣れしれるな〜。こんなに話術の部分多かったっけ、しゃべくりマジックですが、トランプマジックは普通に不思議。
「紙入れ」三笑亭茶楽下げは「間抜けな男だ、そこまではとんと気が付くめぇ」

「蛇含草」三遊亭圓輔
90歳でお元気、夏に雨を降らして涼しくする夕立屋の正体は実は竜、冬に温かくすることもできるが、それは子竜に任せてるというマクラがすでに面白い。江戸落語の「蛇含草」は初めて聞いたので興奮。餅の食べ方が秀逸です。下げは「餅が甚平来て、胡座かいてました」、熟練技堪能。

「音曲」桂小すみ
玉川すみ師匠作の越後獅子の替え歌「種尽くし」、「隅田川さえ 棹さしゃ届く」の「さわぎ」、東海道五十三次から尺八に持ち替えアメージンググレイス、最後はかっぽれをご披露いただきました。楽しい。

「小幡小平次」神田伯山
桂小南師匠のお弟子さん桂南太郎君に夢中らしい。怪談話で、坂田藤十郎、初代市川団十郎のマクラと来たら「小幡小平次」か。2018年に歌舞伎座ギャラリーで開催された「ぎんざ木挽亭 神田松之丞の会」にて、松之丞さんの初めて聞いた講談が「小幡小平次」でした。懐かしい。メリハリの付け方や重々しさやが増しているのはもちろんですが、おちかが鳴り物師の太九郎の耳を舐める場面の気持ち悪さが凄い。最後はちょっと急ぎ気味な感じでしたが、指が喉に詰まっている場面も怖い。幕が引かれた後、再び伯山さん登場、最後は一本締めで終了。

せっかくの2時間以上並んだ長講なので、聞いたことのない演目を聞きたかったですが、初めて拝見した素敵な落語家に沢山出会えたのが良かったです。終わった後は、急いで鈴本演芸場へ!

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