女流義太夫演奏会 1月公演『妹背山婦女庭訓』『関取千両幟』『鬼一法眼三略巻』深川江戸資料館

女流義太夫演奏会『妹背山婦女庭訓』『関取千両幟』『鬼一法眼三略巻』深川江戸資料館
深川江戸資料館で「女流義太夫演奏会 1月公演」を拝見しました。

妹背山婦女庭訓 花渡しの段
浄瑠璃:竹本越若
三味線:鶴澤賀寿

関取千両幟 猪名川内の段
おとわ:竹本土佐子
猪名川:竹本越孝
鉄ヶ嶽:竹本越里
大阪屋呼び出し:竹本孝矢
三味線:鶴澤津賀寿
胡 弓:鶴澤津賀花
高 音:鶴澤津賀佳

鬼一法眼三略巻 五条橋の段
浄瑠璃:竹本京之助、竹本綾一、竹本寿々女
三味線:鶴澤三寿々、鶴澤津賀榮、鶴澤弥々

「花渡しの段」「猪名川内の段」、声量不足なのか、三味線の音に負けている感じがして、気持ちが入らなかったのですが、最後の「五条橋の段」は最高。竹本京之助さんの声量が良く、高い声も義経と合っている。指揮者のように先導する三味線の鶴澤三寿々さんと鶴澤津賀榮さんのコンビネーションも素晴らしい。やはり良い義太夫を聞くと情景が頭に浮かぶ。義経に翻弄された弁慶の最後の「可愛がって下さんせ」が愛嬌たっぷり。終わりよければ全てよし。またタイミングが合えばお伺いしたい、そして女性の文楽も拝見してみたいです。

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