
THEATER MILANO-Zaで歌舞伎町大歌舞伎『獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)』を拝見しました。歌舞伎座よりさらに女性率が高いのに驚く。
配役
猫の怪/赤堀水右衛門:市川中車(澤瀉屋)
丁稚長吉、信濃屋娘お半、芸者雪野、長吉許嫁お絹、弁天小僧菊之助、土手の道哲、お半母お繫、鳶頭政吉、雷、船頭浪七、江戸兵衛、女房お六、丹波与八郎:市川團子(澤瀉屋)
重の井姫:市川笑也(澤瀉屋)
民部女房お袖:市川笑三郎(澤瀉屋)
赤星十三郎:市川寿猿(澤瀉屋)
由井民部之助:市川青虎(澤瀉屋)
こえかぶ:内田夕夜
序幕前と大詰前に團子さんの口上、昭和56(1981)年に三代目市川猿之助(二世市川猿翁)が歌舞伎座で復活上演した際は、日付が変わる頃まで時間がかかったという大作だそう。序幕「こえかぶ 京三条大橋より池鯉鮒まで」、こえかぶは初めて、言葉も現代語、宿場パネルも舞台に設置されており、わかりやすい。途中で少し歌舞伎を挟みますが、笑也さんの出演はここだけで少し寂しい。二幕目「岡崎無量寺」は、2023年「十二月大歌舞伎」に上演された『旅噂岡崎猫』と同じ内容。踊る猫や化け猫など色んなタイプの猫の面白さ。市川喜介さんの演じる「おくら」の活躍も見逃せない。三幕目「こえかぶ 掛川より箱根大滝まで」から大詰「写書東驛路(うつしがきあずまのうまやじ)」 は、常磐津連中による舞踊劇、十三役早替りは歌舞伎の人気キャラが大集合。大汗をかきながら若者が頑張る姿はそれだけで良き。寿猿さんの赤星十三郎もチャーミング過ぎ、あそこまで動けるのも凄い。最後は水右衛門を倒し、家宝の九重の印と雷丸も与八郎の手に戻りめでたし。物語の内容は薄いですが、エンタメ性に富んだ新宿らしい舞台でした。

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