「春風亭一之輔のカブメン。第5回 ゲスト:中村獅童」観世能楽堂

「春風亭一之輔のカブメン。第5回」観世能楽堂
観世能楽堂で「春風亭一之輔のカブメン。第5回 ゲスト:中村獅童」を拝見しました

「金明竹」春風亭与いち
中正面向きに1mほどの高めの高座が設置されています。開演前にトラブル発生したものの、会場全体で盛り返そう!忘れよう!という一体感。よく通る声、表情豊か、ほっぺたをぺちぺちしながら必死で思い出そうとする様子が可愛い。

「あくび指南」春風亭一之輔
日本舞踊のおさらい会で長唄「松の緑」を披露して失敗したマクラから、初めて拝聴する一之輔さんのあくび指南。綺麗な女性を目当てで習いにいくことが強調、実は師匠が欠伸斎長息というおじさんと分かり、悪態をつく、さらにお手本のあくびを見て、面白そう!と目を輝かせる様子が楽しい。「ドンッ!」と叫んでからでないと、演技ができないという演出は不明ですが、一之輔さんらしい兎に角笑える落語でした。

「トーク」中村獅童、春風亭一之輔、司会:吉崎典子
獅童さんが素で話すのは初めて拝見しましたが熱い男。年上だと思っていた一之輔さんが6才も年下、しかも日本大学藝術学部の後半としり勢いづく。先月の『文七元結物語』で、寺島しのぶさんが、この台本じゃできない!と愚痴って大林監督共に振り回された話、ポスターが何故、無の顔だったかの種明かし、女性セブンの記事の釈明?朋友の七之助さんの愛のある悪口など。やはりこれくらい我が強くないと、やっていけないのかもしれません。ペンライトは上演後も上演前も購入しませんが、来月の『今昔饗宴千本桜』楽しみにしております。吉崎典子さんの「うふん」に癒されました。

「文七元結」春風亭一之輔
CD『一之輔の、20年ということで』で拝聴している文七元結ですが、ちょっと進化している。吾妻橋での逡巡がとにかく長い。「本当はあげたくないんだ」と言ってしまうところなど、一之助さんの長兵衛親方は江戸っ子の心意気よりも、人間の弱さ、優しさが感じられます。橋上で「左官屋の長兵衛っていうんだけど」と名乗ってしまったのはミス?笑える部分も多い、楽しい文七元結でした。

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