落語「文治 喬太郎 桃太郎三人会」日本橋公会堂

落語「文治 喬太郎 桃太郎三人会」日本橋公会堂

前座:「鈴ヶ森」桂空治
文治師匠のお弟子さん、クリッとした垂れ目が可愛い二枚目、歌舞伎座でかかっていることを知って選んでいるならなかなか、笑いもけっこう取っており良い感じ。

「道具屋」昔昔亭桃太郎
1964年の東京オリンピックは長野の人はあんまり興味が無かったよ、という話から落語へ。話すことを挨拶文に書いちゃったからか全体的に短かったな〜。下げは「値は?」「ズドーン!」

「夜の慣用句」柳家喬太郎
大学生の時、銀座の居酒屋「椀や」でアルバイトをしていた話、小さん師匠など大物も数多く出演されていたそう。そんなマクラから喬太郎師匠のキャバクラを舞台にしたエロ部長が主役の創作落語へ。初めて拝聴しましたが、「ハンバーグができるまで」と並ぶ定番の落語だそう。東京ホテトル音頭、アルサロ(アルバイトの主婦・学生などがホステスをしているキャバレー)、雪隠など初めて聞く言葉もあり勉強になりました。

「お血脈」桂文治
善光寺の大勧進で販売されたという「お血脈」の御印は、釈迦から初まり、阿弥陀、良忍など融通念仏継承者としての系図『融通念仏血脈譜』のことだそう。『お血脈』を授与された人は仏の弟子として阿弥陀様とご縁が結ばれるとか。現在オンラインショップで千円で購入可能。きっと現代では仏の皆様もスマホとか使ってるんでしょうね。くすぐりが多すぎて途中から訳が分からなくなりましたが、聞き取りやすいお声、最後は「京都慕情」を熱唱。

文治 喬太郎 桃太郎トークショー
皆様私服で登場、文治師匠はお着物、喬太郎師匠はガンダムTシャツ、桃太郎師匠による挨拶文に「落語のケイコをすることが一番大事だと、最近が気付いた」と書かれていましたが、なんと落語より歌を練習していたことが判明(本公演は配信していたため歌が歌えなくなったが)。聞いたことはありませんが「お婆さん落語」で有名な古今亭今輔師匠のお話、55歳まで松坂屋の倉庫番をしていたそう。それがだんだんずれていき、高校時代から男女関係を見抜く特殊能力があったとか。大師匠の連れている気に食わない女性の話など、何度も2人を絶句させていた桃太郎師匠、恐るべしです。落語家にモテモテだったという檜山さくらさん、気になりますね。

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