能・狂言

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4月定例公演 能『通円』/狂言『八島』国立能楽堂

国立能楽堂で4月定例公演「月間特集 千利休生誕500年」を拝見しました。配役狂言「通円 (つうえん)山本東次郎(大蔵流)」源頼政に仕えた実際の茶人通円の亡霊が主人公のお話。拝見したことはありませんが能『頼政』を本歌としたパロディになった楽し...
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3月定例公演 能『当麻』/狂言『鬼瓦』国立能楽堂

東京国立博物館で「当麻曼荼羅図」を見てからずっと気になっていた能『当麻』を拝見しに国立能楽堂へ!配役狂言『鬼瓦 (おにがわら)山本東次郎(大蔵流)』太郎冠者は山本則重さんが代演、大名の装束の鳩の絵がメチャ可愛い。15分程度の短い演目ですが、...
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2月定例公演 能『昭君』/狂言『文山賊』国立能楽堂

国立能楽堂で企画公演「月間特集 近代絵画と能」を拝見しました。絵画は菱田春草の「王昭君」ということで、狂言の前に永青文庫副館長、橋本麻里さんによるプレトーク「中国から日本へ、転変する王昭君の物語」がありました。王昭君(馬上、琵琶がトレードマ...
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11月定例公演 蝋燭の灯りによる能『鵺』/狂言『空腕』国立能楽堂

国立能楽堂で「11月定例公演 蝋燭の灯りによる能『鵺』/狂言『空腕』」を拝見しました。配役狂言『空腕(そらうで)茂山忠三郎(大蔵流)』空腕とは「偽りの武勇伝」の意味。淀に鯉を買いに行くように頼まれた太郎冠者、その段階で既に行きたくなさそうな...
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10月定例公演 能『春栄』/狂言『小傘』国立能楽堂

国立能楽堂で「10月定例公演」を拝見しました。配役狂言『小傘(こがらかさ)野村萬斎(和泉流)』分かりやすく笑えるお話。偽僧の連れの新発意(しんぼち)は「出家してまもない人」のこと。お経を読めないため「昨日通る小傘が 今日も通り候 あれ見さい...
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田崎隆三・甫 二人の会 能『姨捨』/狂言『樋の酒』/能『枕慈童』宝生能楽堂

水道橋の宝生能楽堂で「田崎隆三・甫 二人の会」を拝見しました。初めての宝生能楽堂、広いホールは、人で溢れ会話しまくり、国立能楽堂と比べてもややカオス気味でしたが、素朴な松、飴色の能舞台がとても素敵。上演時間5時間に対し、休憩は一度で25分と...
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銕仙会 新作能『ヤコブの井戸』座・高円寺1

新作能を拝見するのは「空海」以来二度目でしたが、今回のものは非常に現代的でかなり意表をつかれました。先日拝見した『三輪』に続き、個人的には非常に難解。舞台は一応能舞台の形になっており、四隅の柱は斜めに吊られ台形に配置、鏡板には松の代わりに...
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東京2020 オリンピック・パラリンピック能楽祭 狂言『鎌腹』/能『三輪 神遊』国立能楽堂

配役一調『笠之段(かさのだん)梅若実(観世流)』梅若実さんと曽和正博さんによる一調、いつも体調が悪そうな実さんは、切戸口から出るのも大変そうで心配になりましたが、『芦刈』の一部「笠之段」の謡、力強く心に響くお声がとても素敵でした。あれ御覧ぜ...
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6月能楽鑑賞教室 狂言『寝音曲』/能『殺生石』国立能楽堂

国立能楽堂で「第38回 能楽鑑賞教室」を拝見しました。今回初めてのGB(Grand Box)席、正面席でないのはとても久しぶりで、新鮮です。まずは宝生流能楽師の和久壮太郎さんの解説「能楽のたのしみ」から。初歩的な説明でしたが、橋掛りが揚幕か...
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6月定例公演 狂言『箕被』/能『松風』国立能楽堂

先月に引き続き月間特集「日本人と自然 花鳥風月」を拝見しに国立能楽堂にお伺いしました。季節は夏ですが、今日のテーマは「秋の月」です。配役狂言『箕被(みかずき)大藏彌右衛門(大蔵流)』連歌にはまり過ぎて家にも帰って来ず、妻に離縁を言い渡される...